代表理事
ご挨拶
私共はこの度、一般社団法人日本ヘルスファウンデーション協会を設立いたしました。
本協会の趣旨と方針を稚拙ですがご説明させて頂きます。
育児放棄、幼児虐待、残虐な犯罪の多発、学級崩壊、教師の離職率上昇、自殺問題、うつ病、心身症をはじめとしたストレス関連疾患の高率化など、昨今の日本の様々な社会問題の根底には、「祖父母などの先代の知恵が伝わっていない」ことがあると私は考えています。
先代の知恵は、「習わし」「仕来り」「仕付け」という形で代々継承され、またこれらは文化的道徳でありかつ一種の養生訓、健康法でもあったと思います。
しかし、西洋からの受け売り的個人主義の蔓延や経済至上主義ならびに身体を無視した脳的都市化とともに家族はバラバラになり、地域コミュニティが崩壊し、結果として子供を含め、多くの日本人が孤立化する状態になってしまいました。だからこそ人々は FacebookやTwitter、LINEなどSNSによって新しい繋がりに希望を持っているようにさえ思えます。
社会問題は日々さまざまなメディアを通じて表面的に伝えられますが、その背景について深く追求されることはなかなかありません。昔に比べて本当に残虐な犯罪が起こっていると感じます。徐々に、その現実にすら、東日本大震災での原発事故のように慣れてきてしまっています。
一般社団法人の発足にあたりお声を掛けさせて頂いた理事の皆様は、私を含め「人間の健康、人生、幸せ」 に携わる専門家だと思っています。
私たちや、これから会員として参加して頂く方々と、これからの日本が大切にすべき「習わし」、「仕来り」は一体何であるのかを科学的な目で説明・検証し、多くの一般の方々と共有していければと思っています。
それが予防医学の基礎であり、健康の基盤(ヘルスファウンデーション)であると考えています。
世界の中で、小国でありながらも高度成長期を経て成熟国としての日本において、これからの「幸福に対する価値観」にも何かしら当法人の働きが貢献できれば幸いです。
ぜひ、予防サービスのモデルを提案できたらと思っています。
医療とフィットネスの間を結ぶ、予防医学。健康の基盤があるからこその仕事・余暇活動。
「体が基本だよ」とよく言いますが、それこそが生活習慣であり、ヘルスファウンデーションなんだと思います。
主な役割は以下のとおりです。
1.「習わし、仕来り、仕付け」の科学的、医学的な解説
2.各地域に伝わる「習わし」の調査、検証
3.各種健康法(コンテンツ)の開発および普及
現時点でのコンテンツは以下の「チェックリスト」シリーズとなります。
1.歩行チェックリスト
2.姿勢チェックリスト
3.セイフティレンジ(安全な体の動かし方)
今後、内臓系など中医学領域・歯科領域・栄養学領域なども、皆様のご協力のもとコンテンツ化していきたいと思います。
ご協力のほど、 何卒よろしくお願い致します。