医学視点から生まれた体を整えるための斬新なウォーキングメソッド、エボリューションウォーキング®︎とは。
運動学や生理学に基づいたエクササイズで、人間の本来あるべき歩行機能を引き出す!
ウォーキングは、老若男女を問わず誰でも行える健康法として、昔から推奨されてきました。医師も適度な運動として、まず最初にウォーキングを勧めます。理学療法士も運動機能の専門家として、障害を負った方や怪我をした方の歩行を、できるだけ正常に戻すことを目標に、様々な手技や治療法を行っています。
しかし、「正常歩行」という共通の定義は実は曖昧なままです。
世の中には『◯◯ウォーキング』など様々なウォーキング法が存在しますが、それぞれが独自に定義したものや、見た目の美しさに偏ったウォーキング法で、怪我や不調を引き起こしてしまう可能性があります。
運動学的にも生物学的に正しい基準のウォーキング、それが「Gait-Pendulum理論」に基づく、エボリューションウォーキングです。
エボリューションウォーキングの特徴
- 体の各部位の繊細で連鎖的なつながりを呼び起こす、ヒト本来の歩き方
- 関節や筋肉の働きをうながす、正しい歩き方
- ナチュラルに歩くことで身体を整え、病気や障害の発生を予防
エボリューションウォーキングのポイント
- 腰椎の生理的な前弯を引き出す(腸腰筋、骨盤底筋、多裂筋 の活性化)
- 頭位、脊柱、骨盤の正中化を目指す ・足部のアーチを引き上げる
- 股関節の伸展可動域をUP
- 胸椎(胸郭)の回旋を引き出す(前鋸筋 + 外腹斜筋、上下後鋸筋 の活性化)
- 「腕」の歩行リズムを重視
- 歩行の運動連鎖の獲得
- 正常なカップリングモーションの獲得
参考:Gait-pendulum理論
進化という歴史を鑑み、他の脊椎動物との比較の中でこそ、人間としての本来の歩行機能が見えてきます。また、本来の歩行機能から人間の筋骨格の意味が見えてきます。この理論は、このような視点から導き出した理論であり、多くの示唆を与えてくれます。少なくとも現状の運動学などで説明されている歩行に比べて、飛躍的に正常歩行が理解出来るようになります。
▶︎歩きは胸郭の回旋(腕の振り)が起こす
- 下肢や足部、腰椎は随時対応している。
- 左右および前方の重心移動は、胸郭からの質量偏位がおこす。
▶︎脊柱のカップリングモーションが軸をつくる
- 「軸」は矢状面および前額面での「S」字カーブがつくる。
▶︎歩行リズム
- (1) 腕のリズム (2) 足のリズムの2パターンが存在する。
- 腕の振りは前後均等でなくてはならない
- 本来は腕を振るのではなく、腕は胸郭によって振られる
- 上半身の連鎖を待って、下肢が動く