脚の長さコーディネーター®養成講座 *お申込は3ヶ月前から
- 日程
- 2023年6月11日(日)10:00-17:00
- 会場
- 愛知・碧南市
愛生館研修センター - 講師
- 廣川 元紀
- 日程
- 2023年8月4日(金)10:00-17:00
- 会場
- 東京・八丁堀
Spine Conditioning Center - 講師
- 井上 航
- 日程
- 2023年9月1日(金)10:00-17:00
- 会場
- 千葉市
スタジオ サンスカーラ - 講師
- 廣川 元紀
- 日程
- 2023年10月29日(日)10:00-17:00
- 会場
- 広島市
つくし鍼灸接骨院 - 講師
- 小西 剛史
- 日程
- 2023年11月23日(木祝)10:00-17:00
- 会場
- 東京・八王子
TAKT EIGHT グループスタジオ - 講師
- 廣川 元紀
- 日程
- 2024年1月28日(日)10:00-17:00
- 会場
- 東京・八王子
TAKT EIGHT グループスタジオ - 講師
- 廣川 元紀
- 日程
- 2024年3月17日(日)10:00-17:00
- 会場
- 東京・八王子
TAKT EIGHT グループスタジオ - 講師
- 廣川 元紀
脚の長さコーディネーター®とは
脚の長さコーディネーター ®は、下半身の骨格が”透けて見える”くらい詳細な評価、アセスメント を通して数ミリ単位の脚長差を補正するスペシャリストです。
9割の人に1cm以下の脚長差があると報告されています。
病院で「脚長差」として保険診療の適応となるのは3cm(30mm)以上。
しかし、医療的には診断のつかない、数ミリの脚長差を抱えている方が多くいることが近年分かってきています。
約9割の方には1cm以下の脚長差があるといわれ、非補高側(短脚側)では、1.0cmの脚長差で筋活動に有意差がみられたという報告があります。
参考:J.Eric Gordon:Leg Lengh Discrepancy:The Natural History,Woltters Kluwer Health,All rights reserved 2019,pp1-4
参考:本多裕一:補高による脚長差歩行時の股関節周囲筋活動に関する一考察.理学療法学 Supplement,2009,A3O3009
3cm未満の脚長差については、「歩行中の筋活動に有意差は見られない」「補高の処方も必要がない」とされてきましたが、数ミリの脚長差による不調を抱えている方が潜在的に多くいると推察されます。
また、変形性膝関節症、変形性股関節症で手術をした人の脚長差の割合からも、数ミリの脚長差が骨・関節疾患のリスクを高めていることが示唆されます。
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変形性膝関節症で手術をした人の
脚長差の割合(n=196)
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変形性股関節症で手術をした人の
脚長差の割合(n=81)
参考:J.Eric Gordon:Leg Lengh Discrepancy:The Natural History,Woltters Kluwer Health,All rights reserved 2019,pp1-4
2019年に当法人の協力スタジオで実施した調査では、数ミリの脚長差のある方で破行(歩き方の異常)がみられた方の割合としては左右の脚長差6-7mmが多く、平均すると5.4mmでした。
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1.0cm以下の脚長差の割合(n=31)
協力:studio UPRIGHT (2019年1~12月)
数ミリの脚長差が姿勢・歩行に与える影響を考慮し、適切な補正を行うことが骨・関節疾患の予防としても重要視されてきています。
脚の長さコーディネーターは、骨・関節疾患の予防の視点を持った数ミリ単位の脚長差を補正することのできる専門家です。
脚長差の見極め方
脚長差の補正には、原因に合わせた対応が求められます。
脚長差は、原因によって主に2種類あり、脚の長さコーディネーターはクライアントの脚長差の原因を見極め、補正だけでなく適切な助言・指導を行うことが求められます。
器質的脚長差
先天性または発育期の成長抑制による骨格、変形性関節症などの変性疾患、人工関節置換 術後などの術後後遺症
機能的脚長差
骨格ではなく、関節の動きや身体の使い方の誤学習
単に脚の長さを測るというだけでなく、全身の身体機能評価、姿勢・歩行のアセスメントを行った上で最適な補正を行っていきます。
どうやって補正するの?

歩行時に衝撃吸収をする踵部にインソールを入れることで、骨・関節へのストレス軽減を図ります。
実際に数mmの脚長差があり不調を訴えていた方で、インソールによる補正後「腰の痛みが全くなくなりました」「安定して歩けるようになりました」という声をいただいています。
また、左右の脚長差の補正後、88%の方が「筋骨格系の疼痛が軽減した」という報告もあります。
参考:J.Eric Gordon:Leg Lengh Discrepancy:The Natural History,Woltters Kluwer Health,All rights reserved 2019,pp1-4

実際の補正には、1mm単位で補正が可能な補高用インソールを使用します。 (規格:1mm、3mm、6mm)踵に挿入式のため、調整が行いやすいのが特徴です。
補高用インソール 開発の経緯
「補高用インソール」は、当協会代表理事 中村尚人(理学療法士)が開発に携わりました。開発の経緯やインソールの特徴について、医工連携オンラインピッチ(日本医工ものづくりコモンズ・ 日刊工業新聞が共催)プレゼンテーションを行いました。
脚の長さコーディネートの流れ
脚長差のコーディネート(補正)は3ステップで実施します。
1 アセスメント

各種検査方法を用いて、脚長差を数ミリ単位で測定します。また、専用アセスメントシートを使用し、骨格特性や姿勢・歩行をチェックします。日常生活の習慣、既往歴や過去のスポーツ歴なども聴取し、脚長差の原因を追求します。
アセスメントシートはこちら
2 補正

インソールを短脚側の踵に入れ、再度姿勢・歩行を確認します。
※単に高さを合わせて終わりではなく、実際の動作を必ずチェックし、補正が合っているかを見極めるスキルが求められます。
3 運動指導

補正後、インソール着用下で、歩行指導や立位でのトレーニング指導を実施します。また、個々の身体機能や脚長差の原因に合わせて生活指導や助言を行います。